環境除菌・洗浄剤 ルビスタお問い合わせ

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作用メカニズム

ルビスタの活性機構について

  1. @ 水溶液中で、主成分であるペルオキソ一硫酸水素カリウム(酸化剤)が、ルビスタの配合成分のひとつである塩化ナトリウムを酸化することで、強力な除菌活性を持つ「次亜塩素酸」を生成します。
  2. A 次亜塩素酸とペルオキソ一硫酸水素カリウムの酸化作用により、細菌やウイルスの構成タンパク質を酸化分解することで除菌作用を示します。
  3. B 次亜塩素酸が有機物と反応した後に生じる塩化物イオン(Cl-)は、塩化ナトリウムとなり、新たな次亜塩素酸の供給源となります。

上記の反応を繰り返します。

作用メカニズム

有効塩素濃度と活性保持期間

有効塩素濃度と有効期間

【試験概要】
ルビスタを約26℃の水道水で1%に調製後、20-22℃で保管した。調製直後、1日後、2日後、3日後、4日後、7日後の有効塩素濃度を測定した。1%ルビスタ調製液は、調製7日後において調製直後の92.5%の活性(有効塩素濃度 0.095%)を保持していた。(DuPont社資料)

環境表面素材への影響

ルビスタは、下表のように、種々の金属やプラスチックなどの環境表面素材に対して影響しにくい製剤です。ただし、大理石や銅、亜鉛などの軟鋼や、真鍮(しんちゅう)、軟鉄、亜鉛メッキ鉄(トタン)などは、ルビスタの酸化作用により劣化する恐れがありますので、使用しないでください。

テスト素材 評価
金属 ステンレス 影響なし
アルミニウム 光沢消失
変色
非金属 ポリプロピレン(PP) 影響なし
ポリエチレン(PE) 影響なし
ポリカーボネート(PC) 影響なし
アクリル 影響なし
ポリスチレン(PS) 影響なし
ラテックス 影響なし
シリコン 影響なし

【試験方法1】
21℃のルビスタ2%調製液に168時間浸漬させ、その後、すすぎなしで24時間乾燥させ、素材重量を測定し外観評価を行った。(杏林製薬社内資料)

テスト素材 評価
金属 真鍮(しんちゅう) 影響あり
軟鉄 錆を生じた
亜鉛メッキ(トタン) 影響あり
ニッケル銅合金 影響なし
非金属 アセタール樹脂 影響なし
ナイロン 影響なし
ポリウレタン 影響なし
塩化ビニル(PVC) 影響なし
ポリエチルフルオロエチレン樹脂(PTFE:テフロン) 影響なし
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA) 影響なし
エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM) 影響なし
アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂(ABS) 影響なし

【試験方法1】
21℃のルビスタ2%調製液に48時間浸漬させ、その後、すすぎなしで24時間乾燥させ、素材重量を測定し外観評価を行った。(DuPont社資料)