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和協産業 ピーピースルー 技術資料

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ピーピースルーの洗浄作用
アルカリ薬品洗浄剤が強力な洗浄並に管内閉塞物を貫通除去させる効果は、その薬剤が温水又は冷水に溶解する時に発生する溶解反応熱(高温度)と高濃度のアルカリ液による汚染物質(主に有機物〉の溶解並に分解、鹸化分散する化学的作用によるものです。そうして、この効果の早さおよび強さは、高温高濃度の条件である程有効です。しかし反面過条件となります。と、器物の損傷性と作業者の安全性が問題となってまいります。従って最も望ましい薬品洗浄剤は次の特性を兼ね備えていることです。
1.早く温水又は冷水に薬剤が溶解し高い反応熟を発生すること。
2.過度の溶解反応熱(約140℃以上)を発生させないこと。
3.反応熱が持続的であること。
4.管内に投入された薬剤層に適度な間隙を生ずるような剤型であること。
5.洗浄後の管内保護性能を持っていること。
以上の5つの条件を満し、その特性バランスのとれた商品が、ピーピースルーK(冷水用)です。

排水管のつまりと悪臭の原因について

油脂・スライムなどで水はけが悪くなっている場合
処理前
ピーピースルー投入
反応中
洗浄後

ピーピースルーシリーズで反応し、溶解または分解する物質
動植物性の油脂タンパク類野菜屑、米飯やパン、うどんなどの食物屑魚肉類、魚の骨茶がら、タバコがら毛髪、羊毛製品、絹製品石鹸くず、人脂皮かす、あか排泄物、薄い紙(ティッシュ、トイレットペーパー)細菌性のスライム、カビ、ヘドロなど

洗浄剤における排水管の保全と環境に対する安全性
ピーピースルーは閉塞物を溶解する薬剤であります。含有する水酸化アルカリのため排水管内部又は浄化槽等に悪影響はないかとの疑問がありますが何れも安全であります。

排水管内部の保全のため、ピーピースルーシリーズにはキレート剤(表面を保護する役割)、特殊な防錆防食剤を配合しています。また、塩ビ硬管は耐アルカリ性ですので影響を受けません。
排水管内のpHは4.5〜6の酸性であるのが通例です。ピーピースルーシリーズはアルカリ性ですから、これと反応して中性に移行します。
また、排水管内には通常油脂性スライム、タンパク、バクテリア寒天などの有機物が付着しており、これらと反応、溶解することで大部分消費されます。例えば、ピーピースルー250gを使用後に水をバケツ約1杯(12.5リットル)流した場合、計算上濃度は約2%になりますが、実際には排水管内の有機物と反応して大半が消費され、0.02〜0.03%前後になります。
また、放水量のほか、他よりの流水によっても希釈されます。浄化槽内の好気性微生物(バクテリア)に対してもこのように汚物を溶解し、消費されたのちに接触しますからほとんど影響はありません。