リンレイ自動車用品に関するお問い合わせ

製品に関する質問
カーワックスの種類について教えてください。 カーワックスには固形、半ねり、液体の3タイプに分類されます。固形ワックスは一般的にクリーナー成分を含んでいないため、ガンコな水アカが除去できません。しかし、ツヤ、のび、耐久性に優れています。最近では拭き取り性も以前のものに比べ、ずいぶん改善されています。固形ワックスはこの様な特性から、新車のメンテナンスに適しています。半ねりワックスは最もバランスが取れたカーワックスです。クリーナー性が適度にあり、作業性、耐久性も優れています。クリーナー成分によっては、水アカ除去効果以外にキズ消し効果を付与したものもあります。液体ワックスはクリーナー性に優れるものの、ツヤ感や耐久性が良くない傾向にあります。最近ではクリーナー成分を半ねり同様工夫し、キズ消し効果を付与することでツヤ感が向上し、ポリマーを添加することで耐久性も以前に比べ飛躍的に向上しています。
最適なカーワックスの選択方法を教えてください。
店頭には多くのカーワックスが並び、どれを選択してよいの迷うことがあります。最適なものを選ぶにはまず車の色、塗装の種類が重要になります。下表に大まかな適応表を記しますので、参考にしてください。どうしてもわからない場合は全色対応タイプを選択するとよいでしょう。
カーワックスの表示 車の色 塗装の種類
ダーク&メタリック用 黒、赤、緑、青 メタリック及びソリッド
シルバーメタリック用 シルバー メタリック
パールメタリック用 パールホワイト等 パールメタリック
メタリック車用 黒、赤、緑、青、シルバー、パールホワイト等 メタリック及びソリッド
ライトメタリック車用 シルバー、パールホワイト メタリック及びパールメタリック
ホワイト車用 白(パールホワイト以外)、黄、ベージュ ソリッド塗装
全色対応 全色 全種類
次にカーワックスにどのような効果(キズ消し効果、耐久性、クリーナー性)を重視するのかで選択します。例えば黒系塗装でツヤを求めるのであれば固形タイプのダークメタリック車用、ホワイト車で汚れの除去を求めるのであれば、ホワイト車用の液体ワックス、シルバー系塗装で汎用性を求めるのであればバランスの取れた半ねりタイプのシルバーメタリック車用等です。新車、特に濃色の場合は研磨剤によるトラブルを避けるためにノーコンパウンドタイプ表示があるものを選択するのが無難です。
キズ消し効果について教えてください。 キズを消す方法は研磨タイプとキズを埋めるタイプの2通りがあります。研磨タイプのものは細かな研磨剤を用いることで塗装表面にあるキズでできた凸凹を研磨して平坦にすることで得られます。このタイプは塗装自体のキズがなくなるため、ワックス膜がなくなっても再びキズが出てくることはありません。研磨タイプは比較的深い傷から浅いキズまで広い範囲に対応できます。
キズを埋めるタイプのものはキズを埋めて塗装表面を平坦にすることでキズを消すことができます。このタイプは研磨タイプとは異なり、数ヶ月するとキズを埋めている成分が流失してキズが目立ってくることがあります。対応できるキズの範囲も狭く、軽度なキズしか対応できません。
カーワックスのメンテナンスについて教えてください。
カーワックスによるメンテナンス周期ですが1?2ヶ月に1回程度が目安になると思います。手順としては洗車して水を拭き取った後、ワックスがけになります。必要に応じて水アカクリーナーを用いると良いでしょう。カーワックスに限らずすべてのケミカルについていえることですが、まず使用方法、使用上の注意をよく読んで正しく使うことが大切です。そうしなければ何らかのトラブルが起こったり、充分な効果が発揮されなかったりすることがあります。
コーティング剤とカーワックスの違いについて教えてください。 成分的にはコーティング剤は樹脂(ポリマー)が主成分であるのに対し、カーワックスはロウが主成分になっています。樹脂成分から得られる特長として耐久性が非常に良好であることが挙げられ、ロウ成分から得られる特長としては独特なツヤ感、滑り感が挙げられます。耐久性を重視するのであればコーティング剤、質感を求めるのであればカーワックスを選択するのが良いと思います。
カーワックスをかける時のコツを教えてください。 カーワックスを上手に使用するコツはまず薄くムラなく塗布することです。厚く塗ったワックスの効きが良いと錯覚していることが多々あります。しかし、カーワックスは塗布して拭き取ってしまうので厚く塗布しても薄く塗布しても残る被膜の厚さは、さほど変わらないので効果に差はありません。厚塗りすると逆にムラになったり、拭き取りが重くなったり、デメリットばかりです。また、極端に薄く塗布するのもワックスがかすれてムラになったりすることもあるのでかすれない程度に留めてください。また、「円を描くように」ではなく「格子状(たてよこ直線状)」に塗布することです。こうすることでムラになりにくくなり、研磨剤による研磨ムラも起こりにくくなるのでトラブルが少なくなります。また、拭き取り残しや無塗装バンパーなど凸凹した面に塗布しないよう注意し、ムラになりやすいのでボディ熱い時は使用しないでください。